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とおっ つぁま
尊 様
尊様は、徳田納丸の鈴木家のご本尊として、今も神棚に祀られています。
これは、今から約二百年も前のむかし、鈴木家の先祖が、元旦の朝、永戸精進場の近くにある、泉の湧き出るところへ、若水を汲みに行った時のことです。
若水を汲み、ふと水桶の中を覗いて見ると、きらきらと黄金のご光がさし、その光がまぶしく、目を開いている事さえできませんでした。その驚きは、想像を絶するほ、とでした。
「これは、多分、神様のお仕えではないか」
ということで、神主様にお願いし、お祓いをしてもらいました。
すると、不思議なことに、今までのご光がやわらぎ、荘厳なお姿を拝むことができたのです。
一時、このご本尊がお隠れになったことがあったのですが、いつの間にかまた、もとに戻っていました。
以来、鈴木家では、さずかった尊い神様ということで、これを尊様と呼び、代々これを受け継いでいます。
また、この尊様にお供えした若水は、「おみだらし」といって、天然痘をはじめ、各種の吹き出ものに効くといわれ、この水を求め、近郷近在から大勢の人々が来たそうです。
*精進場 身を清めるところ 深みのある川の場所
*若水 元日の朝に、初めて汲む水
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