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あ る 家 の 正 月 行 事
小妻のある一部では、昔正月に蓑笠を付け草履ばきで、下囲炉裏に踏ん込みで餅を食べる風習がありました。
佐竹さんが秋田に国替えになり、徳川家が水戸に来たばかりのことてす。
小生瀬村(大子町)で年貢の二重取りといわれる事件がありました。最初に取立てに来た役人がにせ者で、後から来た方が藩の本当の役人だったのです。
そうとは知らぬ村民は憤って後から来た役人を大勢で殺してしまいました。
藩では、お上に反抗する不届きな百姓どもだということになり藩兵を派遣し、集まって相談していた村民を取り囲み、皆殺しにしてしまいました。
そのころ、ちょうど暮の所用で他村へ出かけ留守だったが男は、帰途その話を聞き、雨のどしゃ降る晩でしたが蓑笠をつけ、着の身着のままでやっと難を逃れ、小妻に落ち着くことができました。
その後、苦労に苦労を重ねて有力者になることができました。
そこである家の先祖は、子孫がこの苦労を忘れることなく一生懸命働くようにと、年初めにあたり、このようないでたちをして先祖の苦労を思い、心を引き締めることにしました。
この風習が代々伝えられ家訓ともなったと言われています。
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